|
|
|
|
石狩川支川の夕張川上流に建設中の夕張シューパロダムは、現在ある農業・発電用の大夕張ダムを再利用して、多目的ダムとして生まれ変わります。
夕張川・石狩川下流域は、札幌市や江別市はじめ約200万人が暮らす発展著しい流域で、大規模な雨が降った時に夕張川および石狩川の洪水を調節して暮らしを守ります。さらに河川環境を保全する流量の確保、かんがい用水の補給、水道用水の供給と電力を供給し、水需要や電力供給に応え、流域の安全安心で豊かな暮らしを支えます。
夕張シューパロダムは完成すると、わが国第2位の湛水面積と第4位の貯水容量というスケールの大きさで、観光資源としての価値も高いため、夕張市の地域振興につながることが期待されています。 |
|
|
建設中の夕張シューパロダム、大夕張ダムとシューパロ湖(札幌開発建設部蔵) |
|
|
|
|
|
茨戸川は、生振捷水路の完成で石狩川から切り離された河跡湖で、過去に急激な人口増加等で生活排水が流れ込み、水質が悪化した時期がありました。これまで浚渫等が行われてきましたが、環境基準の達成には至っていない状況です。一方、札幌市北部地区の小河川は、札幌扇状地の湧き水を水源にしていましたが、市街地化により湧き水はほとんど涸れ、小河川はよどんだ状態になっています。
茨戸川は平成13年度に国土交通省の進める「第二期水環境改善緊急行動計画(清流ルネッサンス」の計画対象河川に選定され、関係機関と地域住民等からなる「茨戸川清流ルネッサンスU地域協議会」が行動計画書を策定しました。河川事業では、創成川ルート、雁来ルート、石狩川ルートからの導水による水環境整備事業が進められ、地域や関係機関等と連携しながら、茨戸川における水質環境基準BOD3mg/l以下の目標達成と、北部地区河川の水環境の改善を目指しています。 |
|
|
|
|
|
開拓以前の石狩川下流には、釧路湿原をしのぐ約770の湿原が広がり、湖沼が点在していました。そして近年の河川環境をめぐる意識の高まりを受け、今、この石狩川での自然再生が進められています。
平成13年、ワンド(入り江のようなよどみ)試験地が造成され、そのデータを基に学識経験者等による検討がつづけられ、平成19年、「石狩川下流自然再生計画書」が策定されました。この計画のなかで、当別川合流点の当別地区が最初の取り組みで重要な拠点になります。
石狩川右岸当別川合流部地区では、昭和30年代の自然環境を目標に、河岸・湿地・草地の環境および樹林帯を再生します。実施にあたっては、関係機関始めNPOや地域住民からなる「石狩川下流当別地区自然再生ワークショップ」でまとめた実施計画書に基づき、ワークショップで検討確認しながら、連携・協働で進められています。 |
|
|
|
|
当別地区の自然再生、目標のイメージ(札幌開発建設部蔵) |
|
|
|
|
|
|
|
|