創立60周年に寄せて      
         
 
北海道河川環境整備促進協議会会長 砂川市長 善 岡 雅 文
     
 

 

 石狩川治水促進期成会が創立60周年を迎えられましたことに心からお祝いを申し上げますとともに、幾多の治水事業にご尽力されました多くの先達の偉業に対し心から敬意を表する次第であります。
 石狩川の治水事業は北海道開拓使が設置されて以来、北海道の発展の中心的役割を担っており、特に水害から地域や人々を守る各種施策においては大変大きな成果を上げてきたところであります。当市におきましても平成7年に待望の砂川遊水地が整備され、水害対策としての本来の役割は基より親水空間として地域の発展にも大きく貢献しているところであります。
 さて、私ども「北海道河川環境整備促進協議会」は、北海道開発局の積極的なご支援をいただき平成元年5月29日に当初147市町村で設立され、北海道の発展のため地域が有する豊かな自然や文化を適正な資源として、地域の生活の中に人間と自然が共生できる、うるおいのある美しい水辺環境の保全と整備を目的とする河川環境整備事業の促進を図るべく、中央省庁・北海道関係官庁への陳情や連絡調整、研修会の開催による情報の共有、更には現地視察を含めた積極的な活動を行うなど各種事業を展開しているところであります。
 本協議会も今年で24年目を迎えたところではありますが、北海道の河川は未だ本州と比較しますと整備の不足している部分が多々あり、特に昨年の台風12号による集中豪雨が道内各地に大きな被害をもたらしたことを契機として、今後は本協議会においても地域防災を含めた各種活動を展開していきたいと考えており、貴期成会のご指導ご鞭撻をいただければ幸いと存じます。
 最後になりますが、貴期成会の今後益々のご発展をご祈念申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。