現在、茨戸川と札幌北部地区河川は、底泥浚渫、下水の高度処理化、創成川ルート・石狩川ルートの導水により改善傾向がみられる。平成26年11月に通水した雁来ルートは、今春より本格運用となり、その効果が期待される。
 茨戸川は、上部湖盆はほぼ事業目標を達成しつつあり、下流は過去10年間と比較して徐々に改善傾向がみられる。

 
     
   
     
     
 





   
 


 都心の交通混雑の緩和と歩行者の安全確保を図る目的で、創成川通の南北2つの旧アンダーパス間の地上道路8車線のうち、4車線の地下化が実施された。併せて、創成川都市部に親水緑地空間「創成川公園」が整備された。茨戸川清流ルネッサンスⅡは、札幌創成の大動脈で南北都市軸でもある歴史的遺産・創成川の環境改善につながっている。創成川通アンダーパス連続化事業は、平成23年度「全建賞(都市部門)」を受賞し、平成24年には「全国街路事業コンクール」で特別賞を受賞した。

 
     
   
 

参考資料:国土交通省「第二期水環境改善緊急行動計画清流ルネッサンスⅡ」、北海道開発局「茨戸川清流ルネッサンスⅡ」、
第20回茨戸川清流ルネッサンスⅡ地域協議会資料、札幌市「札幌市創成川通アンダーパス連続化事業」
写真・図:北海道開発局、石狩川振興財団