千歳川の治水対策として、6箇所の遊水地が千歳川流域4市2町の千歳川本支川に整備されている。第一弾となる舞鶴遊水地が、平成26年度末に完成、平成27年度から供用開始となった。
 舞鶴遊水地は、面積約200ha、貯水量約820万m3(札幌ドーム約6個分)の大きさで、平成21年に着工し、同年9月、平成22年8月、平成23年9月、平成24年9月、平成26年9月の千歳川流域の洪水時においては、掘削箇所に隣接する南9号川の洪水を緊急的に貯留して浸水被害を軽減するなど、工事中から治水効果を発揮して注目を集めていたが、平成27年7月4日に、「舞鶴遊水地供用開始感謝の会」が現地で開催され、関係機関や住民約105人が出席して、完成を祝った。

 
     
  <舞鶴遊水地事業経緯>      
 

昭和56年8月 台風12号により石狩川水系未曾有
       の大洪水が発生
平成17年度  石狩川水系千歳川河川整備計画策定
平成20年度  舞鶴遊水地事業用地買収着手
平成21年度  掘削工事着手
平成22年度  南9号川樋門完成
平成23年度  町道南12号線付替完了
平成25年度  舞鶴排水門、嶮淵川右岸樋門完成
平成26年度  越流堤、遠隔監視、操作等管理施       設完成
平成27年度  遊水地の運用開始

   
 

資料:北海道開発局