夕張川の流れを保ちながら、工事を進めるため、川の流れを一旦、左側に寄せる水路を掘ります。この水路を「仮排水路」といいます。1回目の転流なので、1次転流といいます。   夕張シューパロダムはコンクリートでつくるダムで、その基礎部分はダムの重さを支えるのに十分な強さが必要です。十分に頑丈な岩盤が現われるまで掘削作業を行います。  
     
 
2005年10月
 
2007年8月
 
         
     
  左岸側の仮排水路についても、コンクリートを打設するため新たな小路として、ダム内部(堤内)を通す仮排水路を施工します。   堤内仮排水路に流れを切り替えます。これを2次転流といいます。こうすることで、大夕張ダムを運用しながら、ダムの工事を続けることができます。  
   
 
2008年11月
 
2009年4月
 
         
     
  ダム工事現場内で製造したコンクリートをダンプトラックに積み込み、そのままダムの上まで運び、ブルドーザにより撒きだします。コンクリートの伸縮によるひびわれを防止するため上下流方向に目地切りを行います。そして、振動ローラでコンクリートを締め固めるRCD工法を用いました。  

コンクリート打設が進みダムが高くなるにつれて、作業スペースがせまくなってくるため、RCD工法に代わりケーブルクレーンを用いて、打設を行います。



 
     
 
2011年10月
 
2011年10月
 
   
   
 
写真:北海道開発局