夕張市には豊かな自然とともに、まちの歴史を語る産業遺産がたくさんあります。新名所・夕張シューパロダムとともに、楽しんでもらいたい風景を選びました。

 
     
   
 

 三弦橋は、大夕張ダム建設による移設水没補償工事として、昭和33年に旧シューパロ湖上に建設された森林鉄道用単線橋梁です。木材を搬出するために建設されましたが、トラック輸送に切り替わり、わずか5年で森林鉄道は廃止になりました。正面から見ると三角形の三弦ワーレントラス構造は、鉄道橋や車道橋ではほとんど例がなく、300mを超えるものはわが国では唯一です。これからは、ダム湖の水位が下がる渇水期に姿を現わします。

 
 

*引用資料:そらち産業遺産と観光

 
   
   
   
 

 夕張シューパロダムの建設に伴って、新ルートになった国道452号に設けられたビューポイントからは、ニールセンローゼ桁の白銀橋が見えます。
 白銀橋からの景色も絶景です。6月に開通予定。

 
   
 


 夕張山地の南に位置し、花の百名山、日本二百名山に選ばれた夕張岳(標高1,668m)。平成8年には、「夕張岳の高山植物群落及び蛇紋岩メランジュ帯」が国の天然記念物に、平成19年には、「夕張岳と蛇紋岩メランジュ」が日本の地質百選に選定され、ユウバリソウをはじめ、ここでしか見られない希少な固有種が咲き乱れます。その姿を愛でるため、年間4000人の登山者が訪れる高山植物の宝庫です

 
   

 夕張岳のある夕張山地を中心とした富良野芦別道立自然公園にあるシューパロ湖は、古くから紅葉の名所として知られています。湖周辺のエゾマツ、トドマツ、ミズナラなどからなる針広混交林の深緑・紅・黄が湖に映り込む様は、必見の美しさです。