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札幌市街を貫流する豊平川は、上流の豊平峡ダムと定山渓ダム等により、暮らしや産業に必要な水と電力を供給する、まさに母なる川だ。 普段は穏やかに流れる豊平川は、じつは都市を流れる川としては全国屈指の急流河川で、大雨が降ると勢いよく流れ、川底をけずったり多量の土砂を運んで、堤防や橋を壊す事もある。また上流域は土砂災害の常襲地帯で、昭和56年8月下旬洪水では全半壊家屋合わせ16戸に上る大きな被害になった。 北海道の政治・経済・文化の中心で、190万人が暮らす道都を豊平川の水害から守るためには、河川改修とともに迅速な水防と復旧という人的な活動も重要なのだ。 |
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水防活動を行う上で必要な土砂などの緊急用資材を事前に備蓄しておくほか、資材の搬出入やヘリコプターの離着陸などに必要な作業面積を確保する施設。 |
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国は札幌市の東雁来第2土地区画整理事業と連携し、豊平川の堤防強化を進めている。 |
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※使用したすべての図は札幌開発建設部の公式ホームページに公開された資料より | ||
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